エコキュートの電気代は意外と高い?1か月あたりの電気代はいくら?

公開日: 2023/06/15 最終更新日: 2023/07/05

電気代の節約のためにエコキュートを導入した方は、思ったよりも電気代が高かったということがあるかと思います。エコキュートは、ガス給湯器に比べると光熱費が節約できるのは確かです。では、なぜエコキュートの電気代が高いと感じるのでしょうか。そこで今回は、エコキュートの1か月の電気代や高くなる原因、電気代を抑えるコツを解説します。

エコキュートの電気代は1か月あたりいくらになるのか

エコキュートの電気代は、1か月あたりいくらになるのでしょうか。ここでは、エコキュートの1か月の電気代と年間の電気代を解説します。

1か月の電気代

エコキュートの電気代は、地域や季節によって異なります。地域ごとの1か月の電気代は、北海道電力エリアが最も高く約2,700円、次いで東京エナジーパートナーエリアが約2,000円です。関西電力エリアは約1,700円で、九州電力エリアは約1,500円です。沖縄電力エリアは最も安く約900円です。

年間の電気代

年間の電気代を見てみると1か月の電気代と同じように、北海道エリアが最も高く約3万2,400円、次いで東京エナジーパートナーエリアの約2万4,000円。関西電力エリアは約2万,400円で、九州電力エリアは約1万8,000円です。年間の電気代でも沖縄電力エリアが最も安く1万,800円です。

寒い地域の電気代が高く、暖かい地域の電気代が安いことがわかります。

エコキュートの電気代が地域や季節で差がある理由

エコキュートの電気代が地域や季節で差がある理由は、エコキュートの仕組みが原因です。

エコキュートは、ヒートポンプ技術を利用して、大気中の熱でお湯を沸かします。そのため、夏場は外気温が高くなるため、大気中の熱を多く取り込むことが可能です。さらに、貯湯タンク内の温度を低めに設定しておいても、十分な給湯温度を保てます。これにより、お湯を沸かす消費電力が少ないため、結果的に電気料金が抑えられます。

このような仕組みにより、平均気温の高い沖縄は電気代が安く、平均気温が低い北海道は電気代が高くなるため、料金の差が出るということです。

エコキュートの電気代が高くなる原因は?

エコキュートの電気代が高くなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、エコキュートの電気代が高くなる原因を解説します。

日中に自動で沸き増ししている

エコキュートとは、基本的に電気料金の安い夜間にお湯を沸かして、貯湯タンクにお湯をためて日中に使えるようにするものです。

しかし、貯湯タンクのお湯を使い切ってしまうとお湯が使えなくなるため、湯量が少なくなると自動で沸き増しする機能がついているタイプがあります。この機能により日中に沸き増しがされると、夜間より2~3倍高い料金の電力を消費し、電気代が高くなるため注意が必要です。

エコキュートの節約機能を活用していない

エコキュートには、「ピークカット機能」「沸き上げ時間シフト機能」「パワーセーブ機能」など、さまざまな節約機能が装備されています。しかし、これらの機能をうまく活用できていないと、電気代が高くなります。電気代が高くならないように、活用の仕方を覚えて節電しましょう。

適切な電気料金プランを契約していない

契約している電気料金プランが、自身の生活スタイルに適していない可能性があります。

一般的にエコキュートを導入する際は、電気料金の安い深夜帯の電力を利用したプランを契約します。しかし、深夜帯の電力を安く利用できる代わりに、日中に使用する電力は倍以上高いです。そのため、日中に自宅で過ごす時間が長い場合は、日中の電力消費量が上がるため、電気代が高くなります。

電気料金を抑えるためには、適切な電気料金プランを契約しましょう。

毎月の費用を抑えるコツとは

エコキュートの電気代はどのようにして抑えればよいのでしょうか。ここでは、エコキュートにかかる毎月の費用を抑えるコツを解説します。

電気料金プランを見直す

前述したように、契約している電気料金プランが自身の生活にマッチしていないと、電気料金が高くなっているかもしれません。そのため、自身の生活スタイルを把握し、電気料金プランを見直すことで毎月の電気料金を抑えられます。

時期によってモードを使い分ける

エコキュートは、メーカーが推奨している省エネモードを設定していると最も省エネになります。しかし、お湯が足りなくなり、ひんぱんに沸き増しが必要な場合はモードを使い分けたほうがよいかもしれません。

お湯を多く使う冬はお湯を多めに沸かすモードにし、お湯の使用量が少ない夏は省エネモードに設定するなど、時期によってモードを使い分けることでムダな電気代を削減できます。

エコキュートの設定を見直す

エコキュートの設定を見直し、節約機能をうまく活用できれば毎月の費用を抑えることが可能です。たとえば、ピークカット機能を設定することで、電気料金の高い時間帯に自動沸き増し運転を回避できます。

そのほかにも、メーカーや機種によってさまざまな節約機能があるため、上手に使いこなせるようになると電気代の高騰を防げるため、エコキュートの導入はおすすめです。

まとめ

エコキュートの1か月の電気代は、地域や季節によって差があり、平均気温の高い沖縄電力エリアが最も安く約900円で、平均気温の低い北海道電力エリアが最も高く約2,700円です。

エコキュートの電気代が高くなる原因は、日中に自動で沸き増ししていること、エコキュートの節約機能を活用していないこと、適切な電気料金プランを契約していないことが挙げられます。

また、毎月の費用を抑えるコツは、電気料金プランを見直すことや、時期によってモードを使い分けること、エコキュートの設定を見直すことです。

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