容量別に比較!エコキュートの容量で電気代はどう変わる?

公開日: 2023/06/15 最終更新日: 2023/07/05

エコキュートの導入を検討されている方は、どのくらいの貯湯タンク容量にすればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。容量が小さいとお湯切れの心配があるうえ、容量が大きくなると電気代が高くなると考えがちです。そこで今回は、エコキュートの容量で電気代が変わるのか、家族の人数で最適な容量、容量による価格差を解説します。

エコキュートの容量で電気代はどう変わる?

エコキュートは容量の違いで電気代はどう変わるのでしょうか。ここでは、エコキュートの電気代について解説します。

お湯の使用量が増えると電気代が高くなる

一般的にエコキュートは、貯湯タンクの容量によって電気代が変わるわけではなく、お湯の使用量が増えることによって電気代が高くなります。

たとえば、A社のスタンダードタイプのエコキュートを4人家族で容量370Lを使用した場合と、容量460Lを使用した場合では、どちらも1か月の電気代は約2,800円です。年間での電気代でもどちらも約3万3,700円とほとんど差がありません。

ただし、容量550Lのエコキュートは、容量370Lと460Lに比べると省エネ性能がやや低下するため、4人家族で使用した場合1か月の電気代は約300円高くなります。そのほかにも、容量の小さい300Lや200L前後のエコキュートもありますが、こちらも省エネ性能が落ちるため電気代が多少上がります。

地域や季節によって電気代が変わる

エコキュートとは、ヒートポンプ技術を利用して大気中の熱でお湯を沸かすものです。そのため、地域や季節によって電気代が変わります。

たとえば、夏場は外気の温度が高くなるため、大気中の熱を多く取り込むことが可能です。さらに、貯湯タンク内の温度を低めに設定しても、十分な給湯温度を保つことができるため、お湯を沸かす消費電力が少なくなり電気代が下がります。

逆に、冬場は外気の温度が低いため、大気中から取り込める熱は夏場ほどではありません。それに加え、貯湯タンク内の温度を高めに設定しなければ十分な給湯温度を保てないため、お湯を沸かす消費電力が多くなり電気代が上がります。

家族の人数によって最適な容量が異なる

エコキュートのタンク容量は、主に3種類に分けられます。ここでは、家族の人数によって最適な容量を解説します。

2~3人家族では370L

容量370Lのエコキュートは、最も一般的な容量のエコキュートで、2~3人家族におすすめです。容量370Lは、3~5人家族におすすめとメーカーでは明記していることが多いですが、4~5人家族でお湯の使用量が多い場合は、お湯切れを起こす可能性があります。

お湯切れを起こすと、電気代の高い日中に沸き増しをしなければならなくなります。そのため、不要な電気代がかかることになるため、お湯の使用量をしっかり考えて容量選びをしましょう。

4~5人家族では460L

容量460Lのエコキュートも、容量370Lと同等に一般的な容量のエコキュートで、4~5人家族におすすめです。容量460Lは、容量370Lと同じように、メーカー表記では4~7人家族におすすめとなっていることが多いですが、6~7人家族ではお湯切れを起こす可能性があります。そのため、お湯切れの心配がいらない容量550~560Lのエコキュートを選ぶとよいでしょう。

6~8人家族では550L

容量550Lのエコキュートは、エコキュートの中で最も大きい容量で、6~8人の大家族におすすめです。ただし、容量370Lや容量460Lに比べると、選べる機種は少なくなります。在庫もないことが多く、入荷待ちになるケースもあります。

エコキュートの容量によってどれくらい価格差があるのか

エコキュートには容量の違いがありますが、容量別でどれくらいの価格差があるのでしょうか。ここでは、エコキュートの本体価格相場と容量別の価格差を解説します。

エコキュートの本体価格相場

エコキュートの本体価格は、販売している店舗やメーカー、機種によって異なりますが、容量370Lの本体価格相場は20~30万円です。容量460Lの本体価格相場は23~43万円で、容量550Lの本体価格相場は28~48円です。容量300Lの本体価格の相場は21~36万円となっています。

容量別の価格差

同じメーカーから発売されている同じシリーズのエコキュートでは、容量370Lの本体価格が23万3,999円(税込)で、容量460Lの本体価格が26万8,997円(税込)です。容量370Lと容量460Lの本体価格を比較すると、約3万5,000円の価格差があります。

容量550Lの本体価格は28万9,999円(税込)で、容量460Lの本体価格と比較すると、約2万1,000円の違いです。容量がひと回り大きくなっても2~3万円程度の価格差であれば、お湯切れを気にせず使用できる容量にすることがおすすめです。

また、エコキュートを導入する際は、国や自治体から補助金が受給できることがあるので、導入を検討している方は申請して導入してみてはいかがでしょうか。

まとめ

エコキュートは、基本的に貯湯タンクの容量で電気代が変わるわけではなく、お湯の使用量が増えることで電気代が高くなります。そのほかに、地域や季節によっても電気代は変わります。

また、エコキュートの最適な容量は、2~3人家族で370L、4~5人家族では460L、6~8人家族で550Lです。エコキュートの容量別での価格差は、容量370Lと容量460Lでは約3万5,000円の価格差、容量460Lと容量550Lでは約2万1,000円の違いがあります。

今回紹介したことを参考にしながら、エコキュートを検討してみてはいかがでしょうか。

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